昨日、グリーントライプは「反すう動物の胃のこと。」と案内いたしました。グリーントライプ半解凍しました。
半解凍し、小分けして再度冷凍しています。
マスク必須!換気扇全開!気持ち落ち着かせ覚悟を決めて取り組みまして無事終了しました。
気分を害するほどの香りです。臭いんです。鼻が曲がるとはこういう事!
これが犬の大好物です。
なぜ好きなのか理解できんけど・・・
なぜなのか説明いたします。
反芻動物と書いてハンスウドウブツ・・・って何?
一度飲み込んだ食べ物を再度口の中に戻して、再咀嚼(そしゃく)することです。
最大の特徴は4つの胃があること。
(第一胃・第二胃・第三胃・第四胃)
ウシ・ヤギ・ヒツジ・キリン・バイソン・シカ・ヌー・ラクダ・ラマなどが反すう動物です。
ウシさんを例えて書いてみました。
手作り感満載ですみません・・・。
①ご飯を食べる→第一胃と第二胃で食物は唾液と混ぜ合わせられます。
ここでポイントですが、唾液には尿素など、共生微生物の育成を促進するものが含まれて います。
②唾液と混ぜ合わせられると、そこで固形分と液体成分に分けられます。
③固形分は「食い戻し」と呼ばれる塊になって、また口に戻ります。
口に戻った塊をまた、くちゃくちゃして繊維質まで細かく砕きまた唾液と混ぜ合わせられます。
④くちゃくちゃして細かくなった繊維は、胃の中に共生する微生物によって分解・吸収されます。
この代謝過程が=発酵ですが、ここで低級脂肪酸を主体とした低分子有機物が生産されるというわけです。
⑤発酵が終了した食物の残骸は共生微生物菌体とともに第三胃に送られます。
ここで水分を取り除かれて第四胃に送られます。
⑥第四胃では何もかも消化され、その後小腸で栄養が吸収され、うんこで外にでるってわけですね。
つまり、反すう動物は植物を消化吸収しているのではなく、微生物や代謝産物を吸収しているってことです。 なるほど!
そういえば、ヤギさんよくお口の中でくちゃくちゃしてる(笑)
また人が食する牛の胃袋の場合(焼肉でおなじみですが)
第一胃・・・ミノ
第二胃・・・ハチノス
第三胃・・・センマイ
第四胃・・・ギアラ こちらの名称で呼ばれています。
一方、犬が食べるグリーントライプのほとんどは、鹿の胃袋です。
うちのワンコが食べているグリーントライプも鹿のものです。
今夜のワンコごはんはメインはハチノス&ミノ・野菜ベース・牛あばら骨・トッピングはグリーントライプ
臭いです。臭いけど食らいつきよいです。
いただきます。
鶏むね肉追加しました。
目が!目が!・・・こわい、真剣なんですけど。
中央、白い丸い物体はお薬です。
忘れてましたがリンパ腫と闘っています。
瞬間完食。
ごちそうさまでした。